当たり前の世界の中で見ているもの

先日観た夢。
詳しい内容は覚えていないのですが、
起きる寸前に話していた内容が印象的で
起きてからも、暫く頭の中に残っていました。
月は丸いんですね。
そうだね~(知らない人)
本当は丸いのに
いつのまにか欠けてると思い込んでいたんだな~
地球で見るよりも 大きな月を見ながら、そんな話をしていました。
普段、何気なく見上げる夜空の月は
太陽と地球と月の位置関係によって
満ち欠けがあるような姿で見えます。
けれど、もう少し大きな視点で見ていくと、
月自体はいつも同じ形。
私たちの世界は、そのように錯覚を
実態として捉えている部分もあるのかもしれませんね。
大人になればなるほど、潜在的に根付いている価値観などに
「はっ!!!」と、気が付かされることがあります。
そのようなフィルターに気が付くたびに
取るように意識はしているものの、
まだ、無意識の領域で残っているものも多くあるようです。
かといって、
それを無理に探し出すというよりは、
必要な時に(目の前に現れる人や出来事などによって)
そのフィルターが浮き出て見えてくる感じなのかな… と^^
上記の月の夢は、
月という天体や象徴の話をしているのではなくて
私たちが、当たり前のように思っていることに対して
(そうだと思い込んで疑いもしないことに対し)
本当にそうなの??
という視点を見せてくれたのかもしれません。
そういえば、以前、持っている本に
このような話が書かれていました。
古代ギリシャの哲学者:ディオゲネスのお話。
彼は、権力や名声や快楽などに興味をしめすことなく
服装などもこだわらず、言動も奇抜だったゆえに
変わり者 と見られていたのだそうです。
そんな 彼の逸話のひとつ に、こんな話があります。
日中にランプを灯して歩き回った。人から「何をしているのだ」と聞かれ、「人間を探しているのだ」と答えた。Wikipediaより
私たちが疑いもしない人間の世界。
人の形をしていれば、それは人間だと認識します。
それが当たり前で、疑いを持つことすらありません。
それぐらい無意識に根付いているもの。
一方で、彼は『本当にそうなのか?』と、
自らの目で見極めていたのかもしれません。
それは外見ではなく、中身=本質の部分なのでしょうか?
その辺りのことは、
ご本人にしかわからないことですが、
とても印象に残ったお話でした^^
星は空にみえるもの? 自分で作り出すもの(希望・目標)? 宇宙の一部?
本日もお付き合いくださり、誠にありがとうございました。